ナラ枯れ

 今日、ニュースでナラ枯れについての放送がありました。京都の山でコナラが大量に枯れているとか。
 このナラ枯れの原因としては、カシノナガキクイムシという虫がとナラ菌という菌を持っておりそれが木に感染することによって、根からの水の補給が出来なくなって枯れてしまうということみたいです。光合成をする経過で水は必要なものですし、この季節に水分不足は致命的ですね。植物版熱中症ですね!まぁ、菌が原因なので感染症の一種でしょうけど。
 それにしても、この虫は「歌詞の長きくい虫」って変換される厄介な虫ですね。めんどくさい。このめんどくさい名前の虫は、ナガキクイムシ科の虫で体長1CMぐらいの小さな虫で、種類によって木を食べたり木の実を食べたり、菌を育成してそれを食べるという変わった種もいるようです。特に、育成する菌のことをアンブロシア菌というそうです。アンブロシアといっても、たべても不老不死にはならないでしょうね。残念。
 この虫はあったかくて一定以上の日差しのある日に成虫が飛翔し、繁殖に適した木を見つけると集団で住み着く特徴があり、カシノナガキクイムシが菌を蒔いてアンブロシア菌を育てて成長するそうです。
 この菌は道管等の生きた細胞に侵入し、そこから栄養を吸い取ってその部分の細胞を死滅させて成長するので水分が上に行きづらくなるそうです。菌のくせに生きている細胞を栄養にするとは生意気な。菌ナマ。
 枯れている原因が自然現象なんですけど、やっぱり地球温暖化が原因なんでしょうか?山をきちんと管理すればこの問題も解消できるそうですが、現代においてそういう職業に就く人も減っているしこれからこういう問題は増えて行くんでしょうね。
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