小説を読んで

 最近、小説を読んでいますが友人が読んでいたライトノベルと自分の読んだ本は違うのかとふと思いました。そもそも、ライトノベルって何なのか、軽い小説?なんて考える暇があったら携帯スマホでググれってなる世の中。当たり前だけど、少し前まで当たり前じゃなかった。不思議ですね。
 調べてみると、「出版の違いだ」という人が多いみたいですね。特に厳密な差はないみたいです。最近読み出した人としてはあんまり関係なしです。
・・・・・
 今日は「グリーンレクイエム2 緑幻想」と「ひとめあなたに…」を読みました。新井素子さんの作品ですね。
 グリーンレクイエム2はその名の通り、グリーンレクイエムの続編です。植物と人間とか動物の関わりあいについて考えさせられました、というかそういう見方もあるなぁっていう感想を持ちました。植物たちが何考えているか、という事をより考えたくなりました。まぁ、分かりっこないですけど。
 自分の場合はどうしても憎んでいるか興味ないかの2択って考えちゃうんですよね。どれだけ切ってもしつこく生えてくる木を知っているので。数年に1回ぐらいばーって茂って毛虫が大量発生して周りが時々毛虫だらけになるときがあったり。人間のする行動なんて知った事かぁ!みたいな感じで道端(結構人通りの激しい場所)に生えています。
 お墓参りする先でも、お墓の真下から木が生えているところもあったりしますし、そこも一度切られても何度でもよみがえるというか、複数のところから生えてきてて余計厄介な事になってます。植物って凄いというか、時々突拍子もない所に生えてますよね。しかも、一般の人では完全に取り除くのは難しいっていう。
 まぁ、グリーンレクイエム2は面白かった…んですけど、どうもヒロインと主人公がきっちり結ばれないとふに落ちないというかなんというか、「グリーンレクイエム2」のという意味では結ばれてる?んですけど。
 問題なのが「ひとめあなたに…」です。新井素子さんの作品はまだそんなに読んでいなくて、「くますけといっしょに」、「おしまいのひ」、「グリーンレクイエム」ぐらいですけど、この作品ではこれらの作品の怖い部分というか暗黒面?というかが凝縮して襲いかかってきたような感じでした。
 小説読むときとかは、人と場面を想像しながら読み進めますけど、ちょっとでも共感できるキャラクターが出てくると贔屓というかなんというか、な事をしてしまうぐらい愛着というかが発生します。でも、いくら贔屓しようが愛着・イメージ持とうが、ストーリーの流れは絶対なんですよね。
 想像しちゃうんですよね、ストーリーの流れでのその人物の死を。この時点でちょっとグロッキー。頭の中がくるくるーってしてました。まぁ、元々1週間後に隕石落ちてきて人類滅亡っていう前提があるんですけど。
 本のクライマックスは主人公パートですが、それ以前の人たちのお話が印象的過ぎていまいち記憶に残らないという。登場人物の退場後が書かれてなくて、その点でもまた想像させられてしまうんですよね。色々と。
 人間の狂気の部分を楽しみたいならお勧めです。ただ、読むには体力が必要かもしれません。
 それにしても、人目をはばからず晴れた春の日に外に布団を引いてぬいぐるみを抱きしめて寝れたらすごく気持ちよさそうだと思います。
・・・・・
 とりあえず、こう完全なハッピーエンドじゃない作品を多く読んじゃって気が滅入るなぁと思いつつ、最後に読もうと思い、買った本の中から適当に掴んで持ってきた本を見ると夏目漱石の「こころ」。これもほぼバッドエンドやないか!ということで、しばらく本を読むのをやめようと思います。この作品の「向上心のない奴は馬鹿だ」って言葉が好きでした。向上心を持っていたつもりなんですけど、いつの間にかなくなっていたようです。
 それにしても、体力を使うというか頭が痛くなりますが、こんなに小説を読むのが楽しいとは思いませんでした。色々と想像ができるのが楽しいです。昔よりも想像力が豊かになったのかも?
・・・・・
 ついでに、製作ゲームこと植物防衛前線の最新版置いときます。今日でPLUS最終日なんで。
スクリーンショット

植物防衛前線1127.zip 直
 スクリーンショットは古いバージョンなので若干異なっています。ゲームの終了時とか、音楽とかの詰めがまだ甘いです…。頑張ります。